MENU
デジタル博物館アプリ

九百年の歴史を刻む『城願寺』

撮影 株式会社アッドプラン

湯河原町の城願寺は約九百年前、この地(相模土肥郷)の豪族土肥次郎實平が、萬年の世までも家運が栄えるように「萬年山」と号して持仏堂を整えたことからその歴史は始まりました。鎌倉時代後期には五山十刹につぐ寺格である諸山に指定され、西相模地方では指折りの禅刹だったと伝えられています。
その後衰退していましたが、南北朝時代に土肥氏の末裔の土肥兵衛入道が、清拙正澄(大鑑禅師)の弟子の禅僧雲林清深を開山に招請して再興。もと密教寺院だったものを臨済宗に改め、清拙正澄を勧請開山(名目上の開山)としました。
やがて土肥氏が失脚し、小田原大森氏の時代になると再び衰退しますが、戦国時代に大州梵守-大永5年1525年卒-(早川村海蔵寺三世、肥田山保善院三世)が再興、曹洞宗に改宗し現在に至る歴史あるお寺です。
出典 https://jyouganji.jp/

城願寺の柏槙(びゃくしん)は
持仏堂をこの地に建てた土肥実平の手植えの木と云われています。
源頼朝や土肥実平らが平家討伐の出陣を見守り、石橋山合戦に敗れ山中に逃れた頼朝主従七騎が無事に房総半島へ逃れるのを見守り。
一時期荒廃した城願寺が復興していくのを見守った歴史の証人ともいうべき大樹です。現在では柏槙(びゃくしん)パワーとも云われています。

境内史跡案内

境内の歴史をタイトルクリックでご覧いただけます。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!